5分鞘鳴り解消方法
買ってきた刀の鞘が合わせであったり、市販の替鞘を使用していて、
鞘の先の方を振るとカラカラ
と中で刀身が暴れるという経験をされた方は居られませんか。
ちゃんと直したいと思えば、本歌で職人さんに鞘を作ってもらうしか
ありませんが、それは高額に
成るので嫌だなーと思っておられる方に、比較的簡単に出来る修正方法を
お教えします。
私も、古い刀剣商に教えてもらってやり始めた事ですが。
一ひねり加えました。
いろいろあるやり方の一つとして、考えて頂いたら良いかと思っています。
必要な物は、釣りに使うテグスとハサミ、鞘の奥へテグスを押し込むための棒
(私は 細めのツナギを使っていますが、太めの針金でも何でもOKです)
テグスをハサミで切ります。長さは、鞘のガタツキによりますが、1.5m位で
やってみれば良いかと思います。
切ったテグスを写真の様に、輪っかを幾つも作っていきます。(ここは、私の工夫)
こうする事で、テグスが鞘の中で隅に偏らす、また、「やり過ぎた」と思った時も針金の
先端をフックの様な形にして入れれば、簡単に引っかかって抜き取れます。
輪っかだらけにしたテグスを鯉口から中に詰めていきます。
ここではツナギを使っていますが、他の物でも結構です。
テグスを出来るだけ奥までしっかり入れます。
これで完了です。
テグスがしっかり奥に入っていない、又は、多すぎると、
途中でテグスが絡んで、
テグスを切りながら入っていくのが、音と感覚で分かります。
私は、釣りをしませんので、テグスの太さも何処を見れば
良いか分かりませんでしたが、
もう少し太い糸を使うと、糸が刃で切れることは、先ず無いとの事でした。
一度試してみて下さい。